音楽瞑想2014年3月31日、月曜日
午後2時から羽根木の家で「音読療法入門とミュージック・メディテーション・ライブ&セミナー」を開催した。

当日のキャンセルが何名か出て、参加者は少なかったが、ミュージック・メディテーションは私が個人的に力をいれているイベントで、おもしろいと推してくれる人もいる。

午後2時ちょっとすぎ、スタート。
最初のガイダンスと自己紹介のあと、まずは音読療法の呼吸法から。
音読療法は呼吸法、音読、共感的コミュニケーションという三本の柱があるのだが、今日は呼吸法、音読を体験してもらい、その間にミュージック・メディテーション(音楽瞑想)をいれるというプログラムだった。
ホールブレス、ストレッチブレス、ボトムブレスと、ひととおりやってリフレッシュしてもらう。
肩こりがあるという方がいたが、ストレッチブレスは肩こりに有効だ。

つづいて、ミュージック・メディテーションへ。
それぞれ楽な姿勢をとってもらい(みなさん寝転がった)、幸い寒くはない天候だったのでガスファンヒーターも一時的に止めた。
ミュージック・メディテーションは一種の瞑想で、通常の瞑想というとなかなか思考や雑念を手放せなくて苦労するのだが、音楽というガイダンスがあるとだれでも容易に思考・雑念を手放すことができて、瞑想状態にはいっていくことができる。
しかも私の場合、音楽は既成のものではなく、その場の空気を大切にする即興演奏なので、だれも知らない(私も知らない)メロディが流れる。

知っているメロディが聞こえると、人間は反射的に「あ、知っている曲だ」と、思い出・思考・雑念を呼びおこしてしまう癖がある。
しかし、知らない曲だとそれが起こりにくいのだ。
即興による瞑想音楽を演奏できる演奏家はそう多くないだろう。
だから私はミュージック・メディテーションを多くの人に体験してもらいたいと思っている。

瞑想のあとは言語思考の世界から離れるので、とっさに言葉が出てこず、一瞬ぼーっとしてしまう、という現象が起こる。
毎回そうなるのだが、今日もそうだった。

後半は音読両方の音読エチュード、ソマティック・リーディングをみんなで楽しく体験した。
音読エチュードは最初はやさしく、しだいに複雑になっていき、その過程で感覚が自然に開き、情報処理とコミュニケーション、表現がのびやかにできるようになるように作られている。
どなたも気づいたらイキイキと声を発して自分を表現できるようになっている。
評価や批判もなし。
自分自身を丁寧にあつかい、大切にし、そしてのびのびと表現するためのプロセスが準備されている。

今回は単発のイベントだったが、できれば継続的にやっていきたいものだと、終わってから思った。

(オーガナイザー・水城ゆう)

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