音読療法とは

音読療法は「質のいい呼吸と身体」を作ります

「音読療法」は、個人セッションもグループセッションも、ともに、呼吸からスタートします。

精神が不安定になると、呼吸も浅く不安定になりがちです。また、自律神経が乱れると、呼吸も不安定になります。
これは逆に利用することができます。つまり、呼吸を深く安定させることで、気持ちを落ち着かせたり、自律神経を整えたりできるのです。
脳はつねに呼吸を監視し、調整しています。気持ちが不安定になったり、生活リズムが乱れたり、ストレスを受けたりすると、呼吸の監視と調整がうまくいかなくなります。逆に、意識的に呼吸を安定させることで、脳に信号を送り、調整機能を取りもどすことができます。

こうした人間の生理を利用してメンタルケアを行うのが、音読療法です。

まずは呼吸法からスタートし、声や音読を使って自分の身体の「いまここ(プレゼンス)」を意識するエチュードをおこないます。
いわば、自分の声を使った「セルフ・ボディ・スキャニング」です。
これはとても有効で、どの人もこれをやっている間は「マインドフルネス」を体感し、「いまここ」にいる自分の状態だけに意識を集中することができます。

呼吸法では深くリラックスできますが、しかしこれは決して身体に「楽をさせる」ことではありません。
むしろ呼吸筋や姿勢筋にはしっかり働いてもらう必要があります。
深い呼吸はさまざまな呼吸に関係する筋肉を使うが、とくにインナーマッスルと呼ばれる体幹の筋肉を使います。
また、深い呼吸を柔らかく下支えするために、姿勢を保持する必要もあります。つまり、姿勢筋にもしっかり働いてもらいます。これもまた体幹の筋肉(コアマッスル)を使います。
これらを調整し、場合によっては鍛えていくことで、質のよい呼吸を作ることができます。呼吸の質があがると、身体の使い方の質も向上し、また気持ちも落ち着いてきます。

リラックスした呼吸と身体、そして心のためには、ある程度の筋肉の質と自分の身体への意識の向上が必要なのです。

 

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