くまさんです。

今日は、ある大学の公開講座で行うパイプオルガンに関する講座の教材作りでした。ブラームスが作曲をしたオルガン曲の元になったドイツの合唱曲を録音してきたのです。

その時の発声練習の時に、指揮者に「はい、息を吸いながら声を出して!」と言われて、「え!?」となりました。普段(当たり前ですが)息を吐きながら声を出しているわけで、吸いながら出すというのは経験がなかったからです。で…ほとんどできませんでした。

なんか悔しくて、録音が終わった後も練習をしていたら、少しずつ吸いながらでも声が出るようになってきました。なるべく吐く時と同じ声帯の位置で、静かに息を吸いながら声帯を震わせるようにして。一気に吸うと声帯を痛めそうで、気を付けてやります。

これは、空気の流れが逆向きになるだけなので、声帯の振動が口に響くのは同じですから、原理的にはほぼ同じ大きさの声が出るはずなのです。音程だってつくし、抑揚だって付けられるはずです。

でもまだまだ「変な声」しか出ません。しかも、録音の帰りにスーパーマーケットの中でも練習をしていたので、とうとう家内から「やめなさい」と叱られてしまいました(笑)

いつか、吐く息と同じくらいの音量で吸いながら声を出せるようになったら、ほとんど切れ目なく音を出し続けることができる・・・・のかなぁ。そんな日を夢見て、ちょっと変な声を出し続けます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください