2013-11-05 18.42.32札幌での共感的コミュニケーション研修会の講師の仕事を終えて、東京に戻ってきた。

NPO法人ファシリテーター・フェローズ主催の研修会で、二日間、札幌の〈星園〉という元小学校の施設で開催された。

11月2日には一般向け研修会、3日には会員向けの研修会。

3日の夜は、お世話してくれた理事の江上さんと小樽に移動し、夜の街を引き回してもらった。

4日に東京に帰るつもりだったが、連休最終日で飛行機が取れず、滞在を1日延ばして小樽観光。

そして今日、東京に戻ってきた。

 

研修会は両日とも、参加者は福祉、教育、医療といった、いわゆる対人援助職の人がほとんどで、初日は約30人が参加。

共感的コミュニケーションの原理とプロセスをレクチャーしたあと、いろいろなやり方で実際に練習してもらう。

また、現場での対人関係の問題や悩みも聞かせてもらい、プロセスに沿って問題解決の方法をみんなでいっしょに考えたりレクチャーしたりもした。

ファシリテーター・フェローズではこれまで継続的にリーダーシップ・プログラムの研修をおこなってきたが、コミュニケーションに特化した研修会は今回が初めてということだった。

そのせいか、最初はなかなか共感スキルのプロセスになじみにくかったり、「感情」や「価値」など自分に内在するものに意識を向けることやそれを明確化して把握することが難しかったりしたかもしれない。

丸一日の研修でどこまで伝えきれたのか、私自身もちょっと自信がなかったのだが、その意味でも何度かやらせてもらえるとうれしいなと思った。

そのチャンスが今後あるかどうかは不明だが。

 

その夜は近くのキリンビールの巨大なビアホールで、ジンギスカンの飲み食べ放題コースでみなさんと交流会。

同席した会員のKさんが、実に手際よくジンギスカンの世話をしてくれたので、本場のジンギスカンをたっぷりと堪能できた。

交流会では参加者の共感スキルにたいするニーズもすこし聞かせてもらって、二日めの研修会に生かすことができた。

 

二日めはNPO会員限定の研修会だったが、初日の参加者のなかから会員になって引きつづき受講される方も数人いらして、参加者は約20名となった。

初日に伝えきれなかったことや、主催者側からもっと実習を増やしてほしいという要望もあったので、ワークを増やして内容をより深めていくことを心がけた。

皆さんの実際の事例、こちらが用意したワーク、例題などを、グループで作業してもらいながら進めていった。

 

午後4時すぎ、終了。

終わってから感じたのは、二日間というのは参加者も講師もかなりヘビーな密度だったが、それでもまだまだ伝えたいこと、理解してもらいたいことがあって、私ができることは終わったけれど、参加のみなさんにはぜひ日常生活のなかで共感スキルを高める練習をつづけてほしい、ということだった。

練習の方法については伝えたつもりなので、ぜひやってみて、わからないことがあればメールでもFacebookでもTwitterでも、私につながる方法はいろいろあるので、活用してほしいものだ。

 

最後に、共感的コミュニケーションのことをじっくり伝えるこのような機会を作ってくれたファシリテーター・フェローズの皆さんと参加者の方々、そしてとりわけ江上厚さんには深く感謝したい。

みなさん、ありがとうございました。

(オーガナイザー・水城ゆう)

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